カルデアに所属するサーヴァントには、役割というものがある。
 戦闘や諜報、強化や回復といったものだけではなく、なんというかもっと日常的なものも。
 料理や掃除、それに各種機器の修理やメンテナンスと言った技術的なもの、それに加えて――。


「実は……」
「はい」


 もちろんそれは会社組織におけるそれではなく、お悩み相談的なものである。
 何故かそんな役割になってしまったメドゥーサは、度重なる相談に対してひとつの策を施す。

 エレシュキガルとパールヴァティー。
 相談してくる二人を集めることでその仲を深め、お互いを相談相手として認識するように。
 メドゥーサへの相談がゼロになることはないだろうが、その頻度を減らすことぐらいはできるのではないだろうか。
 そんな目論見で、メドゥーサは自室に二人を招くのだが。



「う、牛はお好きですか?」
「牛はあまり縁がないけど、羊なら……」
「羊もいいですよね! 角あるし!」


 非コミュな女神を二人会わせてみても、そうそう上手くいくわけはなく。


「「メドゥーサさん……」」
「はいはい」


 結局、二人の相談に乗る羽目にはなる。
 とはいえ二人きりではなく三人ならば、今までになかった方策をとることもできるわけで。



「メドゥーサと」
「パールヴァティーの」
「「お悩み相談室ー!」」
「え? え? 何なのだわ?」
 そして状況がつかめず、目を白黒させながらキョロキョロとあたりを見回すエレシュキガル。
「少しでも悩みを相談しやすいようにという、心ばかりの演出です」
「ちょっと意味がわからないのだけれど」
「ちなみに、マスターが好きそうなテレビ番組を参考にしました」
「そ、それならしょうがないわね」


 果たしてチョロすぎる女神のお悩みは解決されるのか。
 そもそも、その内容はどんなものなのか。
 まあ大体想像はつくと思うが。


「メド子ちゃんもお願いしますね」
「……はい」
「お願いするのだわ、メド子さん」
「…………はい」


 そして(色んな意味で)メドゥーサは無事に切り抜けられるのか。



 文章:右近  表紙:まのせ(pixiv

 タイトル:エレシュキガルはヒロインになりたい
 サイズ:A5二段組 本文32ページ
 頒布予定価格:500円

 本文サンプル:(pixiv


 夏コミで出す予定が虚月館にやられて延期してしまったエレシュキガル本がやっと刊行。
 エレシュキガル本だけど、何故かメドゥーサ一人称という謎を残しつつ。
 いや、半分ぐらい書いてるときに『あれ、エレちゃん本なのにどうしてメドゥーサ一人称で書いてるんだ?』って我に返ったんだけど、時既に遅く。
 ともあれメドゥーサとエレシュキガルとパールヴァティーがぐだぐだ喋るという、なんか見覚えがあるアレです。
 エレシュキガルとパールヴァティーは初書きのはずなのに、割と書きやすかったです。不思議!

 そんな感じで12/30(日)東P-35a「裸Yシャツ友の会」までお願いします。委託でオフェリアを幸せにする合同誌とかも委託してるっぽいです。

 あと12/31(月)東F-06b「黒色彗星帝国」で委託して貰う予定なので、3日目しか来ないとかいう人はそちらでも。
 エロ本探しにさまよってなければ俺もいます。多分。
 
 例によって委託はイベント後に残部数見て考える方向で。


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